京都市観光協会によると、2019年上半期(1~6月)の対象57ホテルにおける外国人比率は、前年同期を3.1ポイント上回る46.3%で過去最高となった。国・地域別の構成比トップ5は、中国28.1%を筆頭に、アメリカ15.6%、台湾8.7%、オーストラリア5.9%、韓国4.4%の順。延べ人数伸率は、8.2%減の台湾を除く主要国の大半がプラス成長で、イギリス37.5%増、イタリア34.8%増、中国32.2%増、ドイツ32.2%増、アメリカ23.7%増、オーストラリア20%増など、中国や欧米豪市場が堅調に推移している。
外国人比率が高まる一方で、日本人の宿泊延べ人数も2019年月以降、5カ月連続のプラス成長。宿泊施設の新規開業が相次いでいる市内では、客室数が増加しており、予約が取りやすい状況になっているという。客室稼働率は82%で、2016年上半期の87%以降、年々低下している。
また、京都市観光協会が提携するSTRによると、客室稼働率は4.4%減となるとともに、平均客室単価は1.2%減少。客室収益指数も5.6%低下しており、今後の動きを注視したいとしている。
対象57ホテルの客室数は2019年6月現在、1万2632室。京都市内ホテルの約4割を占める。
出典:京都市観光協会データ月報