世界大手コンサルティングのEY社は、新たな統合型プラットフォームである「EY.ai」の提供を開始した。これは、人間の能力とAIを統合したプラットフォーム。企業がAIを信頼かつ責任ある方法で導入することで、自社の変革を促進できるように支援していく。
EYは、14億ドル(約2030億円)の投資プログラムの一環として「EY.ai」を開発。戦略・実行、M&A、リスク管理、監査・保証、税務などにおけるEYの実績と最先端のテクノロジーやAIに関する知見を活用するとともに、EYがこれまでに構築してきたAIエコシステムも組み込んだ。
「EY.ai」が提供するAIエコシステムはデル、IBM、マイクロソフト、SAP、ServiceNow、トムソン・ロイター、UiPathなど世界的な企業との提携に加えて、AIスタートアップとも連携している。
デルとのアライアンスでは、大規模言語モデルを備えたフルスタックの生成AIを簡単に導入できるデル生成AIソリューションを構築。
トムソン・ロイターとの協業では、税務、法務、国際的取引、ESG(環境、社会、ガバナンス)関連サービス全体のコンテンツとインサイトを統合することで、AI主導の新しいソリューションおよびサービスの共同開発を加速している。
また、EYはマイクロソフトと戦略的アライアンスによって、GPT-3 やGPT-4の活用を含めたAzure OpenAIを早い段階から使用することが可能になっている。また、Azure OpenAIサービスの活用を通して、EYのサービスを向上させる生成AIソリューションを構築している。
※ドル円換算は1ドル145円でトラベルボイス編集部が算出