観光庁が発表した、2013年3月分の主要旅行業者の旅行取扱状況速報によると、主要58社の海外旅行取扱額は前年比4.1%減の1988億3721万円となり、2ヶ月連続で前年を下回る結果となった。一部の旅行会社では依然として中国・韓国方面が低調。旅行商品ブランド(募集型企画旅行)では取扱額が0.7%減の663億7461万円、取扱人数は5.2%減の45万8105人となっていることから、前月と同様に中国・韓国方面の安価商品の減少がうかがえる。
旅行会社別で取扱額が多い上位3位は、エイチ・アイ・エス(HIS)が0.9%減の336億2764万円、JTBワールドバケーションズが2.1%増の218億1249万円、阪急交通社が11.2%減の204億7580万円。伸び率では、JTBグローバルマーケティング&トラベルが77.1%増の5354万円と大幅に増加したほか、取扱額10億円以上に限ってもi.JTBが21.7%増の24億4625万円、JTB関東が15.7%増の24億9825万円、JTB東北が14.1%増の11億8693万円となり、JTB勢が上位を占めた。
なお、国内旅行の総取扱額は0.6%増の3419億9571万円で2ヶ月連続の増加。外国人旅行は26.8%増の65億5390万円となった。