全世界のSNS総人口は21億人、モバイル利用は東アジアが5.6億人でトップ ―英・ウィーアーソーシャル社調べ

英国・ロンドンを拠点にデジタルマーケティング事業を行うWe are social.(ウィーアーソーシャル)は、全世界を対象にしたインターネットやソーシャルメディア(SNS)利用、モバイル端末保有状況などをとりまとめた最新調査レポート「Digital, Social & Mobile in 2015」を発表した。

これによると、世界の人口約72億1000万人のうち、インターネット利用人口は前年比21%増の30億1000万人(全体の42%)、SNSの利用者は12%増の20億7800万人(全体の29%)で、いずれも2桁の伸び率。また、モバイル端末の利用者は5%増の36億4900万人(全体の51%)、モバイル端末でのSNSアカウント利用者は23%増の16億8500万人(全体の23%)となり、モバイル利用の浸透ぶりが明らかになった。

世界人口およびネット利用状況の対比は以下のとおり。

「Digital, Social & Mobile in 2015」より

インターネット接続状況をデバイス別にみると、パソコンの使用率は全世界平均で前年比13%減(全体の62%)、スマートフォン利用は前年比39%増(全体の31%)、タブレット利用は前年比17%(全体の7%)となり、パソコンの利用減が顕著であり、スマートフォン利用の大幅増を示すと結果となった。

一方で、日本でのパソコン利用率は前年比12%減(全体の65%)、スマートフォン利用は前年比36%増(全体の30%)、タブレット利用は前年比22%増(全体の5%)。日本ではタブレットの利用増加傾向が強いものの、おおむね世界平均と国内平均が似た状況となっている。

ネット接続時のデバイス利用状況(世界平均)は以下のとおり。

「Digital, Social & Mobile in 2015」より

ネット接続時のデバイス利用状況(日本国内平均)は以下のとおり。

「Digital, Social & Mobile in 2015」より

地域別にみると、インターネット利用者数が最も多いのは東アジア地域で8億2300万人(人口の51%)。同時に、SNSアカウント数(6億9000万、人口の45%)やモバイル端末からのSNS利用(5億6100万人、人口の35%)も東アジアが圧倒的な多さとなっており、いずれも2位とは2~3倍以上となっている状況。スマートフォンを中心としたSNS利用が、東アジアを中心に世界に浸透していることをうかがう結果となっている。

地域別にみたモバイル端末からのSNS利用状況は以下のとおり。

「Digital, Social & Mobile in 2015」より

このレポートは、同社による過去の調査結果や世界各国の統計データをもとに分析されたもので、世界全体の動向を示すと同時に、日本を含む30カ国の調査結果もまとめられている。

(トラベルボイス編集部)

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