東京急行は東急線各駅(一部除く)に、iPad/iPhoneを使用した通訳サービス「SMILE CALL(スマイルコール)」を約400台、一斉導入する。乗車券の購入方法から所持品の紛失、盗難などのトラブル、周辺の道案内などに対応していく。
スマイルコールはインターネット環境のもと、ビデオチャットを利用してタブレット端末の画面に映る通訳者と向き合いながら通訳をする。対応言語は現在、英語、中国語、韓国語、スペイン語、ポルトガルの5か国語で、日本語と外国語の相互通訳を行なう。会話の記録からキーワードや会話例を分析することで、マーケティング情報として活用することも可能だ。すでにタクシー会社や鉄道などの交通機関やホテル、商業施設、官公庁などでも採用されている。
東急線各線への一斉導は、同サービスを開発したインデンコンサルティングが決定。導入から運用保守については、駅の自動販売機や券売機などのシステム保守を行なうオムロンフィールドエンジニアリングがトータルでサポートする。