GDS事業のトラベルポートはこのほど、IATA(国際航空運送協会)が提唱する航空券販売のための新通信規格「NDC(ニュー・デュストリビューション・ケーパビリティ)」でアグリゲーターレベル1とITプロバイダーレベル2の認証を取得した。これらの認証取得はGDS会社としては初めて。
これにより、航空会社が運賃や商品情報をNDCのXML形式メッセージを通じて流通したい場合、トラベルポートはNDCのAPIを利用して対応可能に。また、旅行会社や旅行管理会社(TMC)がトラベルポートのプラットフォームを介して予約や購入をおこなう場合、従来以上に充実したコンテンツやアンシラリーサービスを利用できるメリットが生まれる。
「ITプロバイダーレベル2」を取得したことで、航空会社がIATA規格に準拠した商品や運賃の流通を求める場合も、対応が可能となる。
トラベルポートはこれまで、IATAのNDC計画に積極的に参加。規格開発のための活動にも取り組んできた。今後も航空座席流通に関する革新的な取り組みで業界をリードしていく考え。
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