日本航空(JAL)とベトナムのLCCベトジェットは、相互送客による企業価値の向上を目指した包括的業務提携を結んだ。これにより、JALが運航するベトナム路線および日本国内線、ベトジェットが運航するベトナム国内線およびベトナム発着の周辺アジア国路線で相互にコードシェアを行う。コードシェアの対象となる路線や開始時期については、後日発表されることなる。また、マイレージなどほかの分野での業務提携についても検討していくことでも合意した。
両社は、ベトナムの経済発展に伴い日本とベトナム間の航空需要が拡大していることを受けて、今回の業務提携に至った。JALはベトナム航空との間でコードシェアを実施していたが、2016年10月29日に解消。その後、ANAホールディングスがベトナム航空へ出資し、2016年10月30日から全日空(ANA)とのコードシェアを行っている。
JALは現在、成田/ハノイおよびホーチミン線と羽田/ホーチミン線を運航。一方、ベトジェットは、ベトナム初の民間航空会社として2011年にハノイをハブとして運航を開始。現在は国内線だけでなく、アジア各国へネットワークを拡大している。ハイブリッド・アビエーションエアラインとして上位サービスSkyBossも提供している。