トラベルポートは、2018年の中国の連休「国慶節(2018年10月1日~7日)」を対象に、中国への航空予約の動向を調査した。それによると、中国への航空予約の増加数がもっとも多かったのは、前年比37.5%増の日本(増加数8853件)。次いで米国(18.9%増、4772件)、オーストラリア(29.9%増、2537件)だった。
また、増加率をみると、カンボジアは2倍以上の136.9%増、トルコはちょうど2倍増に。アジア圏にとどまらず、欧米を含む複数エリアで中国国慶節の連休に影響が多いことが明らかになった。
この結果を受け、同社のアジア地域担当マネージング・ディレクターであるミン・フォン氏は「これらの成長は、それぞれのマーケットの魅力と中国の一年で最も忙しい旅行シーズンの需要を満たす航空会社の座席供給が合いまったもの」と分析。同連休の動きは中国の国境を越え、世界に大きな影響を与えているとして、航空会社や旅行業界ではこの機会を積極的に利用すべきだと述べている。