関西エアポートは、関西国際空港の2018年冬期の国際線旅客便が週1309便となり、過去最高を更新すると発表した。今夏のスケジュールでも週1244便で、週665便の大幅な増加となっている。
押し上げた要因の一つが、東南アジア方面のLCCの新規就航。ベトナムのベトジェットエアがハノイ線、ホーチミン線をそれぞれ週7便で運航するほか、タイのノックスクートがバンコク線を週4便で運航する。LCC便数は、昨冬より週43便多い週517便となり、国際線旅客便の約4割を占めるまでになった。
また、欧州方面ではフィンランド航空が昨冬の週5便から週7便に増便するほか、エールフランス航空、KLMオランダ航空、ルフトハンザ・ドイツ航空もそれぞれ週1便を増便。豪州方面でもカンタス航空がシドニー選を週1便増便するなど、中長距離路線でのネットワークも拡大する。
さらに、近距離路線でも中国方面で厦門航空が杭州線を週5便で就航。山東航空が済南線を週7便、天津航空が天津線を週14便に増便するなど、中国本土の路線が昨冬と比べ週33便増の週369便に増加する。
一方、国内旅客便は、ジェットスター・ジャパンが熊本線を再開し、高知線を開設。国内線のLCC便数は1日2便増の1日41便となり、全体の半数以上がLCC便となった。