関西エアポートによると、関西国際空港(関空)の2018年度上期(4月~9月)の旅客数は、前年比1.6%減の1391万人となった。大阪府北部地震や台風など自然災害の影響が生じたなかで、国際線は1%増の1075万人で微増となり、過去最高を更新したが、国内線は11%減の316万人で落ち込んだ。
このうち国際線について、特に冠水や連絡橋の損壊など、台風が旅客数に大幅な影響をもたらした9月を除く4月~8月で見ると、外国人旅客数は前年比11%増、日本人旅客数も12%増で、それぞれ2ケタ増の推移だった。9月を含む上半期全体では、外国人旅客数が2%増の741万人、日本人旅客数が0.4%増の325万人。
方面別では中国が前年比10%増、ハワイが9%増で大きく増加。ハワイは供給座席数の増加で、4月~8月までは前年比20%増となり、特に日本人の増加に貢献した。韓国は4%増、香港・マカオが3%減となったが、これは6月の大阪府北部地震の影響が大きかったという。