
450年間続く絹織物文化を継承する富山県南砺市の松井機業が、国登録有形文化財「織館(おりやかた)」を地域の新たな拠点として再生するプロジェクトを推進している。
「織館」は昭和3年(1928年)築。古い蔵や石畳、路地のまち並みが残る城端(南砺市)の絹産業とともに歩んできた歴史的建造物で、織物体験施設として活用されてきたものの、2023年に閉館。解体の危機に直面していたが、松井機業が引き続き、クラウドファンディングによる支援金がすでに目標金額の300万円を突破し、ネクストゴールとして500万円を目指している。
今後は建物の名称を新たに「SHAREじょうはな織館」として、2025年5月9日にグランドオープン。観光客とまちの人が集うコミュニティカフェ、シェア本棚、ワークショップなどのスペースを設けて再生を目指す。
再生のイメージ:報道資料より