ナビタイム、アリババ系データ企業と提携、訪日中国人旅行者にパーソナライズ推奨観光ルートを提供へ

ナビタイムジャパンは2019年10月30日、大規模データインテリジェンス機能を運営するアリババクラウドとの連携を発表した。今後は両社が保有するインフラ基盤やビッグデータ分析基盤、AI機能を活用し、訪日中国人旅行者に向けたサービスを強化。効果的な訪日旅行の誘客拡大や快適な移動支援につなげていく。

ナビタイムジャパンでは現在、経路検索システムでクラウドベースのインフラを基盤にすることで、正確な移動時間を含めた推奨ルート情報を取得している。さらに今後はアリババクラウドのデータ分析を活用することで、若い世代を中心とした訪日中国人観光客の行動や好みを把握し、よりパーソナライズされた推奨観光ルートを提供する計画だ。

アリババクラウドの日本法人「アリババクラウド・ジャパン」はこれまで、ゲームや小売、物流、メディア業界のパートナーや顧客と連携してビジネスを展開。特に、独自のビデオライブストリーミングの技術は高評価を受けており、帯域幅を節減できるだけでなく、リアルタイムでの品質監視やビデオ統計分析などのコンテンツ管理にも対応できるという。アリババでは今回発表したナビタイムとの提携のほか、同ストリーミングサービスの国内提供開始も発表。日本市場向けにローカライズとカスタマイズをおこなったソリューションを積極展開する考え。

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