茨城交通、完全自動運転で路線バスの営業運行、距離は6キロ、2026年度中には無人化を目指す

茨城交通は、特定自動運行旅客運送による営業運行を2025年2月3日から開始する。専用道区間約6.1キロにわたって中型バスでレベル4(特定条件下での完全自動運転)の自動運転を実施。国内最長距離でのレベル4運行となる。

運行されるのは、おさかなセンターから多賀駅前までの約8.5キロの路線。このうち、日立電鉄線廃線跡地を使用したBRT専用道区間である南部図書館~河原子(BRT)間の約6.1キロをレベル4自動運転で走行する(BRT専用道区間以外は従来通り、ドライバーによる手動運転で運行)。

特定自動運行を実施するBRT専用道区間には、バス停が14ヶ所、一般道との交差部が11ヶ所、横断指導線が15ヶ所(バス停に9ヶ所、走行路線上に6ヶ所)。また、車道と歩道の間にガードレールなどがある場所や縁石のみで仕切られている場所が混在するうえ、手動運転バス車両とのすれ違いなど、さまざまな走行環境があるという。

今回の取り組みは、2018年度から経済産業省および国土交通省の支援を受け、みちのりホールディングス、産業技術総合研究所、先進モビリティ、日本自動車研究所、日本総合研究所とともに、Road to the L4テーマ2コンソーシアムとしてと取り組んできた成果。

今後、レベル4での走行実績を積み重ねたうえで、技術開発をさらに進めることで、バス車内に茨城交通の関係者が乗車しない、国内初の車内無人での路線バス営業運行を2026年度中に実施することを目指す。

報道資料より

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