エア・カナダ(AC)とアルバータ州観光公社は、2013年に実施したカルガリー直行便プロモーション「カナディアン・ロッキーの達人」の結果発表を行った。このプロモーションは、消費者目線で同州の楽しみ方を伝えるモニターとして「達人」を募集。「達人」がSNSを介して現地の体験を友人・知人に伝えることで、消費者同士で現地の魅力を共有してもらうことを目的としたものだ。テーマを春夏は「山」「水」、冬は「雪」で設定し、それぞれのテーマに沿ったモニターを募集、選出した。
結果発表によると、春夏の応募総数は3260名、そのうち「山」が2183件、「水」が1077件となった。期間中の旅行会社のツアーによる送客数は、4月から5月の春ツアーが9社全10ツアー(州内2泊以上)で計2827名。また、6月から9月の夏ツアーでは15社全28ツアー(州内3泊以上)で計833名という結果に。アルバータ州観光公社によると、夏の送客が少ないのは、FITや小グループが多かったためだという。なお、冬の応募総数は3308件で春夏を大きく上回った。
市場開発担当ディレクターの小西美砂江氏は、この結果について「非常に前向き」と評価。プロモーションの成功が販売につながった点を強調した。また、エア・カナダ日本支社長のワイス貴代氏は、例年実施している同州との共同キャンペーンについて「共同で行うことで効果がでている。」とコメント。カルガリー線も将来的には「デイリーにしたい」考えで、そのためには「旅行会社の協力体制が欠かせない」と語った。