藤田観光、「箱根ホテル小涌園」を営業終了へ、箱根地区の再開発推進で新高級宿泊施設も検討

藤田観光は箱根地区の再開発事業に伴い、2018年1月10日をもって「箱根ホテル小涌園」の営業を終了する。一方で、2017年に4月20日には新たな旗艦施設となる全室温泉露天風呂付き旅館「箱根小涌園 天悠(てんゆう)」を開業。さらに、すでに取得済みの「蓬莱園(ほうらいえん)」を活用した高級宿泊施設開発を検討開始する。

藤田観光では、箱根小涌園エリアで60年以上にわたり宿泊施設や日帰り温浴施設などを運営し、団体客や家族客を対象に展開してきた。また、昨今では外国人旅行者の増加や国内外顧客の需要多様化したことを受け、2015年から2019年までを対象とする中期経営計画の基本方針として箱根地区の再開発を提示。新たな需要に合わせたサービスを検討するなかで、「箱根ホテル小涌園」については老朽化を考慮して営業終了の判断に至った。

同社が箱根地区で展開・開発する各種施設は以下のとおり。

藤田観光:報道資料より

箱根ホテル小涌園は1959年に開業。同社では「永きに亘り支えてくださったお客さま、関係者の皆さまに感謝申し上げます。当社は、今後もお客さまの多様なニーズにお応えできるよう、当エリアの恵まれた自然を最大限に活かした事業を展開してまいります」とのコメントを発表している。

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