貸切バス9社が訪日ツアーで連合結成、参画バスツアーを乗り継ぎ全国周遊も、第1弾を九州周遊で発売

国内各地の貸切観光バス事業者9社による事業運営体「ジャパン・コーストライン・アライアンス」が、第1弾となる訪日外国人向けの乗合バスツアーの販売を開始した。

ジャパン・コースト・アライアンスは、参画事業者の相互の強みを活かした共有営業の展開を目的に2017年4月に発足。各社連携により、欧米諸国やASEAN諸国向けに乗合バスツアー(シートインコーチツアー)など、貸切バスによるランド商品を造成販売する。貸切バスには営業区域制限があり、決められたコースでの利用が多かったが、今回のアライアンスでは各社のバスを乗り継ぎ、全国周遊を行なうのがポイントだ。

第1弾で販売するのは「九州周遊コース」。南薩観光が枕崎から日南・宮崎への南九州4泊5日ツアーなど、英語圏通訳ガイドが同乗する宿泊付きツアーを設定した。旅行代金は12万5000円~。

アライアンスでは10月1日に第2弾となる四国周遊コースを発売。11月1日には大阪から京都、高山、東京へのゴールデンルートを結ぶツアーを設定し、毎日運行する予定だ。来春以降には東京、東北と函館を結ぶツアーや、北海道内周遊、北陸から高山、名古屋へのツアーも造成する。

ジャパン・コーストライン・アライアンスでは今後、世界各国の旅行会社500社での提携販売を目標に設定。一般消費者にも直接販売していく。アライアンスのインバウンド戦略、および参画事業者は以下の通り。

▼ジャパン・コーストライン・アライアンスのインバウンド戦略

発表資料より

▼ジャパン・コーストライン・アライアンス 参画事業者一覧

  • 南薩観光(鹿児島県)
  • 宮崎交通(宮崎県)
  • 琴平バス(香川県)
  • 神姫バスグループ(兵庫県)
  • 丸一観光(石川県)
  • 茨城交通(茨城県)
  • 関東自動車(栃木県)
  • 岩手県北自動車(岩手県)
  • HKB(北海道)

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