日本観光振興協会は、2018年ゴールデンウィーク後半(5月3日から4日)の観光予報を発表した。
旅行、宿泊関連の実績データや予約状況、中央省庁や自治体、観光関係団体や民間企業のデータをもとに運用する「観光予報プラットフォーム」で予想したもの。今回の発表は2018年3月15日現在の予測値で、これによると全国的に「混雑」(混雑度70~85%)以上の都市が多数。なかでも、仙台や東京、名古屋、大阪、福岡、長崎、宮崎は混雑度が85%以上の「かなり混雑」が予想されている。(混雑度は観光庁の宿泊旅行統計調査の稼働率を参考に設定)
一方、「やや空いている」(同50~60%未満)のは金沢、「空いている」(50%未満)は松江との予想だ。
今年のゴールデンウィークは4月28日からの3連休と5月3日からの4連休の2つに分かれているが、日本観光振興協会によると後半の方が宿泊者数(予測)は多い傾向。期間中の宿泊者数は5月3日と5月4日が最多の予想で、混雑率は全国平均で30%を超える。
都道府県別で宿泊者数の分布状況(全国比)をみると、北海道が6.6%、東京都が6.4%と突出して高く、その他は分散傾向にある。5月3日の市区町村別の混雑状況は、東北地方の北部から中部、関東近郊、四国、九州北部など、混雑の地域が全国的に分散。5月4日も同様の傾向だが、関東近郊や大阪近郊では混雑がやや収まりつつあるという。