外国人向けにLGBTテーマの訪日ツアー、多様性尊重に理解のある個人ガイドが対応

写真:Sydney Gay and Lesbian Choir

インバウンドによる地方活性化事業をおこなうEXest(エグゼスト)社は、「LGBTフレンドリー」をテーマとするガイド事業を強化する。日本の中にある多様性に目を向け、多くの外国人に楽しんでもらうため、個人ガイドを通じて観光だけでない思いやりや知識を提供する。

第一弾として、4月に豪州から来日するシドニー・ゲイ&レズビアン合唱団へ、英語を話せる旅行ガイドが同行するツアーを提供。LGBTに理解のあるガイドを採用するほか、ベジタリアンやビーガン、乳糖不耐症などの人々も安心して参加できるものにする。

また、LGBTの人々が不自由なく暮らせる社会の創造を目指して活動中の山縣真矢氏との連携で、LGBTに関する学びの場も提供。NPO法人東京レインボープライド共同代表理事を務める同氏へのインタビュー記事を自社メディアで発信し、その活動内容や課題などについて多くの人々に届ける計画だ。

EXest社は現在、LGBTの尊厳を象徴するレインボーフラッグに合わせたロゴを採用し、インバウンド旅行者とガイドのマッチングプラットフォーム「WOW U」を運営中。今後はLGBTだけでなく、すべての多様性を尊重した活動につなげたいとしている。

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