欧州連合(EU)、域外からの観光客受け入れ再開へ、低リスク国から、認可ワクチン接種者のみ対象

欧州連合(EU)は2021年5月19日、夏の観光シーズンに向けて、EU27カ国以外の基準を満たした国からワクチン接種を完了した観光客を受け入れることで合意した。

EUは現在、過去14日間の新規感染者数が10万人当たり25人以下であることを渡航許可の主な要件に設定しているが、この制限を75人以下に緩和する。この基準に該当するのは現在のところ、オーストラリア、イスラエル、シンガポールなど7カ国のみ。

欧州医薬品庁が認可したファイザー、モデルナ、アストラゼネカ、ジョンソン&ジョンソンのワクチンを接種した旅行者のみが入域が許され、世界保健機関(WHO)が緊急使用を認めた中国のシノファームなどについては、今後検討する。

また、EUは、EU以外の国で感染状況が悪化した場合、変異株の侵入を防止する目的で、加盟各国が迅速に渡航制限をかけられる「緊急ブレーキ」の導入にも合意している。

みんなのVOICEこの記事を読んで思った意見や感想を書いてください。

観光産業ニュース「トラベルボイス」編集部から届く

一歩先の未来がみえるメルマガ「今日のヘッドライン」 、もうご登録済みですよね?

もし未だ登録していないなら…