ANAと成田空港、航空旅行の体験を向上させる企業を表彰する「パイオニア賞」受賞、アジアから20社がノミネート

航空旅行体験のイベントを主催するフューチャー・トラベル・エクスペリエンス(FTE)は、先ごろシンガポールで開催された国際会議・見本市「FTE APEXアジア・エクスポ」で、「FTE APACパイオニアアワード2024」を発表した。革新的に顧客体験を向上させ、航空輸送業界の発展に重要な役割を果たしているとして、アジア域内の主要航空会社、空港から20社がノミネート。このうち、「エアライン・パイオニア賞」には、LCCエアアジア、キャセイパシフィック航空などとともにANAも選ばれた。

ANAは、デジタルによる「シームレスな旅行体験」への取り組みやANA NEOによるメタバース「ANAグランホエール」、国際線ビジネスクラスでの無料Wi-Fiサービスの提供、Joby Aviationとの提携による都市型航空モビリティ分野への参入などが評価された。

また、「空港パイオニア賞」には成田空港も選出。人手不足の解消や働き方改革の推進、空港間競争に向けたシステム刷新プロジェクト「AIR Narita」で、ロボットや人工知能(AI)などの最先端の情報通信技術を積極的に取り入れ、業務の効率化や生産性向上を推進している点や、自動運転車の導入、顧客からの質問や要望にチャット形式でリアルタイムに回答するAIチャットボットサービス「BEBOT」、生体認証搭乗手続きなどが評価された。

同イベントは、FTE社と世界の航空会社、空港公団、関連サプライヤーなどが加盟する非営利団体、APEX(Airline Passenger Experience Association:航空旅客エクスペリエンス協会)による共同開催で実施したもの。両者は、アジア・エクスポの他に、北米でのFTEグローバルなど複数の航空・旅行イベントを毎年開催している。

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