プリンスホテル、春節期間の都内ホテルの予約が2ケタ増に、海外プロモーション強化

プリンスホテルによると、春節(旧正月)期間中にあたる2015年2月18日~25日の中華圏(中国・台湾・香港)からの予約数が前年比2ケタ増で推移している。サンシャインシティプリンスホテルの前年比24%増を筆頭に、ザ・プリンス・パークタワー東京が12%増、ザ・プリンス・さくらタワー東京やグランドプリンスホテル高輪など高輪エリア3ホテル合計で14%増など、特に都内ホテルが好調だ。

訪日外国人旅行者の取り込みも強化しており、誘客においては海外でのブランド認知向上に注力。海外セールス拠点を2014年10月に7か所に拡大したほか、2015年2月には国外ホテルグループ「デュシットインターナショナル」とマーケティングアライアンス契約を締結。3月には西武ドームのネーミングライツを取得し、名称が「西武プリンスドーム」に変更。台湾などでのプロ野球放送による認知向上につなげる考えだ。

また、受入れにおいては滞在中のサポート体制を拡充し、満足度の向上を図る。例えば、訪日外国人客の利用実態や要望にあわせ、既存施設の改装や営業形態を変更。プリンスグランドリゾート軽井沢には長期滞在のニーズにあわせて「ザ・プリンス・ヴィラ軽井沢」を開業したほか、富士山への観光需要にあわせて「ホテル大箱根」を温泉露天風呂の新設などの大規模にリノベーションをし、2015年4月に「箱根仙石原プリンスホテル」としてリニューアルオープンする。

このほか、WiFiの整備拡充や多言語対応も強化。中華圏の大型連休など訪日外国人客が増加する時期にあわせた企画を随時行ない、春節期間中には毎年各プリンスホテルで水餃子などのお祝いメニューや正月用の装飾などを実施している。

みんなのVOICEこの記事を読んで思った意見や感想を書いてください。

観光産業ニュース「トラベルボイス」編集部から届く

一歩先の未来がみえるメルマガ「今日のヘッドライン」 、もうご登録済みですよね?

もし未だ登録していないなら…