京都文化交流コンベンションビューローが発表した「2015年2月の外国人宿泊状況調査報告」によると、宿泊者に占める外国人の割合が前年より9.5ポイント増加し、31.2%となった。3割を超えたのは、中華圏の大型休暇・国慶節のあった2014年10月以来のこと。外国人の割合は11か月連続で前年を上回る推移となっている。
エリア別では東アジアが24.1%増の67.0%と伸張。内訳は、台湾が21%増の36.4%、中国が74.1%増の27.6%で、特に中国本土からの滞在客が増加した。一方、アメリカは29.1%減の7.8%と縮小。欧州も含め、年度内最小値となり、春節の団体客の影響で、ホテルが取りにくかったという。
このほかのポイントとしては、韓国は訪日客数に占める全体の構成比では23.2%だったが、京都では4%と少なかった。また、スペインからの人気が高まっており、訪日客の6人に1人が京都を訪れた結果となった。