熊本県のマスコットキャラクターで、県の営業部長兼しあわせ部長のくまモンは、2016年11月にフランス出張を実施した。県内産ワインのピーアールと熊本地震の復興支援へのお礼が目的だったという。
出張期間は約10日間で、フランス観光開発機構が地元観光局との協力のもと、出張プログラムをアレンジ。ワインツーリズムの先進地を学ぶ目的で、ボルドー、ボージョレー、リヨン、パリの4都市を訪れた。現地では、現地のワイナリーやワイン博物館、ブドウ畑、レストランの視察とともに、ワインを通じたおもてなしを体験した。
例えばボルドーでは、2016年春にオープンしたワイン博物館「シテ・デュ・ヴァン」を訪問。熊本ワイン「菊鹿」を館内のチームソムリエに試飲してもらうなど、ワイン交流にも取り組んだ。また、首都パリではモンマルトル地区にあるワイン醸造用のブドウ畑を見学。地元の名士らで結成される「モンマルトル共和国」の首脳陣から、「モンマルトル共和国名誉市民」に任命された。同時に「モンマルトル観光局名誉メダル」「バイヨ・ボルドー騎士団任命状」も授与された。