日本生産性本部・サービス生産性協議会は、2017年度「JCSI(日本版顧客満足度指数)」の第1回調査で、6業種・計69企業の満足度を発表した。
このうち、旅行関係はシティホテルとビジネスホテルの2部門。昨年に続き、シティホテルは「帝国ホテル」、ビジネスホテルは「リッチモンド」が顧客満足で1位となり、首位の強さが目立った結果となった。
シティホテルでは、「帝国ホテル」の首位は9年連続のこと。「顧客満足」以外も「顧客期待」「知覚品質」「知覚価値」「推奨意向」「ロイヤルティ」の全6指標のトップ独占を、2年連続で達成した。シティホテルでは上位企業の評価が上昇し、昨年よりも業種全体の評価幅が広がった。
ビジネスホテルでは、「リッチモンド」の首位は3年連続。「ロイヤルティ」以外の5指標で1位に。また、2位のスーパーホテルが前年の3位から大きくスコアを伸ばした。なお、ビジネスホテルの全体の傾向では、評価幅は前年よりも狭くなった。
調査対象のホテルは以下の通り(一部名称の「ホテル」を省略)。回答者は、2年以内に2回以上利用(ビジネスホテルは宿泊)し、1年以内に利用(同)、かつ発生した料金を見聞きしたことがある人を対象としている。
【シティホテル】
- 評価・順位に含まれる対象・計8企業
ANAクラウンプラザホテル、京王プラザ、帝国ホテル、プリンス、オークラ、日航(ニッコー・ホテルズ・インターナショナル)、ニューオータニ、リーガロイヤル - 参考としての調査対象・4企業
ディズニー、東急、ヒルトン、三井ガーデン
【ビジネスホテル】
- 評価・順位に含まれる対象・計10企業
アパ、コンフォート、スーパーホテル、ダイワロイネット、東横イン、ドーミーイン、サンルート、ルートイン、リッチモンド、ワシントン