JRグループの鉄道情報システム(JRシステム)が提供する宿泊施設向けの旅行予約サイト一元管理システム「らく通with」は、旅行ホールセラーの世界大手「ホテルベッズ」との連携を開始した。これにより、宿泊施設は「らく通with」に登録した客室をホテルベッズのオンラインプラットフォーム「ベッズオンライン」に掲載し、予約情報の取得から在庫調整、料金調整が可能となる。
「らく通 with」は、旅行会社と予約サイトの予約・在庫・料金を一元管理できるサービス。JRの「みどりの窓口」の予約販売システムを開発・運営する同社の技術力を強みに、宿泊施設の予約・在庫の一元管理システムとして展開してきた。ホテルシステム(PMS)と自動データ連携が容易で、クラウド型サービスのためネット環境があれば、どこからでも客室の予約在庫等の一元管理業務ができることが特徴だ。
今回、連携が実現したホテルベッズは、ベッズオンラインで宿泊施設やアクティビティ、送迎サービス、チケット、レンタカーなどを、40か国5万社超の旅行会社に提供。2017年のGTA、ツーリコの買収により、取り扱いはホテルが18万軒、アクティビティは1万8000件、送迎サービスルートは2万4000件を超えるまでに拡大している。