観光庁は2019年10月25日と26日、北海道にて「G20北海道倶知安観光大臣会合」を開催した。「持続可能な開発目標(SDGs)に対する観光の貢献の最大化」をテーマに実施したもの。会期中は赤羽一嘉国土交通大臣が議長を務め、北海道倶知安宣言を採択したほか、和田政務官とともに各国代表との二国間会談をおこなった。
会合への参加国・組織は、日本、アルゼンチン、オーストラリア、ブラジル、カナダ、中国、EU、フランス、ドイツ、インド、インドネシア、イタリア、メキシコ、オランダ、フィリピン、韓国、南アフリカ、ロシア、サウジアラビア、シンガポール、スペイン、スイス、タイ、トルコ、イギリス、アメリカ、ベトナム、国際労働機関(ILO)、経済協力開発機構(OECD)、世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)、世界観光機関(UNWTO)。
会合では、経済成長の牽引と持続可能な開発目標(SDGs)に対する貢献という確認について確認。合わせて、「観光客と地域社会に貢献する観光マネジメント」「持続可能な観光を推進する技術革新」といった共通課題について意見を交換された。その議論を踏まえ、「北海道倶知安宣言」を採択した。
宣言では、(1)想起すべきこと(Recalling)、(2)考慮に入れるべきこと(Taking into consideration)、(3)G20の観光大臣による合意事項(agree to)の3点を主な軸に、合計33項目にとりまとめ。今回の日本政府のリーダーシップに対する賛意と同時に、2020年にはサウジアラビアが正式なG20の閣僚会合としてG20観光大臣会合を開催することへの謝意を示した。
各国からの参加者や大臣会合セッション内容、「G20北海道倶知安宣言」は以下から参照できる。
観光庁 G20北海道倶知安観光大臣会合を開催しました(PDFファイル、24ページ)