日本政府観光局(JNTO)発表による2019年10月の訪日外国人数(推計値)を東アジア主要4か国/地域(韓国・中国・台湾・香港)でみると、韓国は65.5%減の19万7300人で前月よりもさらに低下。中国は2.1%増の73万600人、台湾は9.0%増の41万3700人、香港は6.6%増の18万600人と、いずれも1ケタ台の伸びにとどまった。
JNTOによれば、韓国は日韓情勢に加えて台風第19号の影響による航空便の欠航、韓中関係の改善による中国旅行の回復、韓国経済の低迷などが大幅減の要因になった。また、中国は10月として過去最高を記録したものの、台風の影響や元安による一部の旅行商品の価格上昇などが伸びを抑制したとしている。
そのほか、香港や台湾も台風の影響による航空便の欠航などがあった一方、連休を伴う休暇があったことなどが前年同月を上回る要因となった。
韓国・中国・台湾・香港の直近12カ月の推移は以下のとおり。