体験予約のKlook(クルック)共同創業者兼CEOイーサン・リン氏が、2020年を迎えるにあたって年頭所感を発表した。
リン氏は2019年、訪日旅行でのサービス利用者が数百万人に伸びたことに触れ、日本の地方の旅行をイノベーションで活性化できることへの喜びを述べた。さらに世界的スポーツイベントの開催される2020年、日本の良さを世界の旅行者にさらにアピールすることに向け、国内パートナーとのさらなる連携とシナジーを築くことを目指すとしている。
発表された内容は以下のとおり。原文のまま掲載する。
2020年 年頭挨拶
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
2014年創業のクルックは、世界中の旅行者がいつでもどこでも現地で最高の体験を見つけ、予約できるサービスを提供しております。 クルックのユーザーは、人気のアトラクションやツアー、現地交通、ご当地グルメや各種のユニークな体験を、世界350ヶ所以上、10万以上のラインナップからシームレスに予約することができ、ストレスのない旅先体験を楽しんでいます。
また、クルックは、世界トップクラスの投資ファンドより5.2億米ドル以上の資金提供を受け、世界26ヶ所の拠点に2,000人以上のスタッフを置き、現時点までに14カ国語と、41種類もの通貨に対応するに至っております。
クルックは、創業以来日本を最重要市場のひとつと位置づけており、ここ数年を振り返っても、JTB様、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン様、小田急電鉄様ほか多数の日本国内パートナーと強力な協力関係を築き、世界180カ国に広がるクルックユーザーにそのサービスをアピールしてまいりました。クルックは、世界をリードし、また特にアジア太平洋地域においては最大級の顧客層を擁する旅先体験予約プラットフォームとして、香港、台湾、シンガポールをはじめとするアジアの主要マーケットから、多数の海外個人旅行客を日本へと送客し続けてきております。今後も日本におけるビジネスの成長に注力してまいります。
インバウンドの観点からは、クルックは、日本を訪れる海外からの旅行者に最も選ばれる旅先体験予約サービスとなっています。2019年だけでも世界中から日本を訪れた数百万人にのぼる旅行者にご利用いただき、24時間年中無休のオンラインカスタマーサービスを14ヶ国語で提供してまいりました。テクノロジーをコアとする企業として、私達は、日本の地方の旅行マーケットをイノベーションで活性化できることに対しても大変嬉しく思っております。また、2019年9月には、JR西日本様とのパートナーシップにより、世界中の旅行者がシームレスにチケットを利用できるようにもなりました。
また、クルックは、2020年の東京での世界的なスポーツイベントに向け、ヨーロッパ言語(スペイン語、イタリア語、ロシア語、ドイツ語、フランス語)でのサービスをスタートし、世界中そして日本を訪れるヨーロッパ人旅行者にとっての利便性を高めてまいりました。2020年、私達は、日本の美しさ・素晴らしさを世界の旅行者にもっとアピールすることに向け、日本国内パートナーとより強いコラボレーション、シナジーを築くことを目指してまいります。
アウトバウンドの観点からは、日本からの海外旅行の利便性を高めるため、2019年4月には、クルックの日本語版サービスをローンチいたしました。2020年は、日本人の皆様にとっての主要な旅行先である台湾、タイ、シンガポール、ハワイなどの旅行商品の拡充にも一層注力してまいります。
本年も皆様のご支援・ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。
Klook Travel Technology Limited (クルック・トラベル・テクノロジー・リミテッド)
共同創業者兼CEO
Ethan Lin(イーサン・リン)