シンガポール政府観光局、外国人旅行者向けの旅行保険を開発、新型コロナ感染時の検査や隔離などの費用を補償

シンガポール政府観光局とシンガポールのチャンギ国際空港を運営するチャンギ・エアポート・グループは2020年12月2日、外国人旅行者向けにシンガポール滞在中の新型コロナウイルス関連の費用を補償する旅行保険を提供開始した。シンガポールに入国した外国人旅行者が滞在中に新型コロナに感染したり、感染が疑われたりする場合、通常は治療、検査、隔離にかかる費用全額を負担しなければならないが、保険加入により最低3万シンガポールドル(日本円で約234万円)補償する。

保険商品は5.35シンガポールドル(約418円)から提供し、各保険会社のホームページから直接購入できる。商品開発にあたり、シンガポール政府観光局、チャンギ・エアポート・グループ、シンガポール損害保険協会が公募を実施。複数社がシンガポールを訪れる外国人旅行者が安心して旅行できる保険商品を開発した。シンガポール政府観光局長官のキース・タン氏は、「シンガポールへの渡航が徐々に再開されるなか、新型コロナウイルス関連の保険は、外国人旅行者の信頼を回復し、安心して旅行していてもらうためのの重要な要素」などと述べている。

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