ニュー・オータニ、キャンセル保険付き宿泊プラン発売、リスク回避でビジネス需要を獲得狙い

ホテルニューオータニ（東京）はこのほど、旅行のキャンセルや緊急医療支援など旅行関連の保険商品を手がけるグローバル企業のアリアンツ・トラベルと提携したと発表した。アリアンツ・トラベルが提供する「宿泊キャンセル保険」をパッケージ化した宿泊プランを2021年12月20日から発売する。

宿泊キャンセル保険は、思いがけない病気、入院、急な出張、当日の交通機関の運休・遅延などで予定を変更しなければならなかった場合、ホテルのキャンセル料を保険金として支払うもの。ホテルニューオータニではビジネス目的での宿泊予約がコロナ前比較で124％まで伸長を見せるなど好調なことから、リスク回避ができるプランを提案し、ビジネス客の獲得を図る。キャンセル保険は欧米ではメジャーとなっており、国内ではOTAや旅行会社が導入。国内ホテルが単独で販売するのは初めてという。

料金の一例は、「ザ・メイン クオリティセミダブルルーム」（室料、朝食、税金・サービス料込み）が1室1名2万200円からなど。