世界観光倫理委員会、観光産業での倫理テーマを整理、「人間らしい仕事」「サステナビリティ」「デジタル」など

世界観光倫理委員会 (WCTE)は、マドリードで会合を開き、2025年までの取り組みテーマを整理した。WCTEは、国連世界観光機関(UNWTO)の補助組織として、UNWTOの観光倫理規定の解釈、適用、評価を担当。主な取り組みとして、観光関連分野における倫理的側面の影響を分析する。

整理されたテーマは、「人間らしい仕事(ディーセントワーク)、包括的な成長とコミュニティ力の向上」「テクノロジーとデジタルプラットフォーム」「社会的持続可能性と異文化コミュニケーション」「気候変動と環境サステナビリティ」の4項目。

WCTEのプムズィレ・ムランボ=ヌクカ議長は「この委員会の仕事は、観光が回復に向かう中、観光産業での倫理的な課題に目を向けること」とコメント。

また、世界観光機関(UNWTO)エグゼクティブ・ディレクターのゾリツァ・ウロセビッチ氏は「2022年の海外旅行者はコロナ前の60%ほどに回復した。世界で多くの人たちが観光で生計を立てている中で、観光産業は適切な倫理観を持っていなければならない」と話している。

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