三菱総合研究所は、2025年大阪・関西万博に関する意識調査の最新結果を発表した。この調査は、2021年4月から全国の状況を調査し半年ごとに計8回にわたり実施。今回は、2024年10月の全国の状況を調査したもの。
その結果によると、前回調査(2024年4月)に比べ、全国で関心度は横ばいで、地域別にみると、首都圏を除く東日本で、前回調査の22.3%から5.9ポイント低下して16.3%となった。
万博開催期間中の会場への来場意向は、全国で前回調査の27.0%から3.0ポイント減少して、24.0%。地域別では、特に京阪神圏で前回調査の43.5%から7.2ポイント低下し36.3%となった。首都圏を除く東日本でも、前回調査の21.9%から5.5ポイント低下して16.4%となった。
一方、リピート来場意向は全国で上昇。来場意向者に、来場回数の予定を聞いたところ、2回以上の来場意向のある人は全体で18.8.%となり、前回調査の15.0%から3.8ポイント増加した。特に、年代別でみると、20~29歳では、前回調査の15.2%から29.4%に増加した。
この結果から、三菱総合研究所では、全体的な関心・来場意向が伸び悩む中で、来場意向者では若年層を中心にリピート来場を予定する人は増えており、万博に期待感のある層とそうでない層の違いが明確になっていると指摘している。