日本百貨店協会が発表した2013年7月の全国百貨店売上高概況によると、売上高総額は前年比2.5%減の約5597億円で、3か月ぶりのマイナスとなった。同協会は、今回のマイナスについてセール会期の変動や休日増減などの特殊要因を平準化した6月と7月の累計伸び率が2・0%増であることから、「夏季商戦通期の商況としては堅調であった」としている。
2013年7月は、天候不順などで主力の夏物衣料が7・3%減となった一方、宝飾品・高級時計など高額商材が14.2%増となり11か月連続の増加で活況を示した。また、拡大基調が続く訪日外国人からの売上はさらに増加。円安やビザ緩和などを背景に、客数は約70%増、売上は94%増だった。