日本百貨店協会が発表した2013年8月の全国百貨店売上高概況によると、売上高総額は前年同月比2.7%増の約4291億円で、2か月ぶりのプラスに転じた。同協会は、今年の8月は全国的に記録的な猛暑になったことから夏物衣料、UVコスメ、清涼寝具などの盛夏商材が活発な動きを見せ、住宅需要の活況を背景に家具の高い伸びも見られたことからプラス基調を回復する結果になったと分析している。また、宝飾品、高級時計などの高額商材は18.3%増になり勢いを維持する結果となった。
また、拡大基調が続く訪日外国人からの売上はさらに増加。円安やビザ緩和などを背景に、東南アジア、台湾、香港、韓国からの旅行者が好調で、客数は約77.1%増、売上は87.2%増となり、年初から続く拡大基調が継続している。