国土交通省はこのほど2013年(平成25年)7〜9月の特定本邦航空事業者航空輸送サービスに係る情報公開を行った。それによると、遅延率(出発予定時刻よりも15分終えて出発した便が対象)は、前年同期実績の7.32%を上回る8.70%となった。(下段に詳細の表を掲載。)
全体的にLCCの遅延率が依然として高く、エアアジア・ジャパン(10月末で運航終了)が最も高く29.41%。次いでピーチアビエーション(16.11%)、スカイマーク(15.44%)の順でトップ3となる。ジェットスタージャパンは8.21%にとどめた。
エアアジア・ジャパン、ピーチアビエーションとも遅延の理由として機材操りが最も高く、依然として限られた機材での運航に苦労している様子がうかがえる。
また、日本航空(JAL)の遅延率が最も低く6.32%、全日空も8.24%と平均を下回った。
なお、国交省が発表している「特定本邦航空事業者航空輸送サービスに係る情報公開」は「航空の利用者が自己責任により自由かつ的確に航空輸送サービスの選択を行うことが可能に」することを目的に毎年4半期毎に発表。また、比較については「対象となっている路線が各航空会社によって異なっており、路線毎・季節毎に欠航・遅延の特性が異なることから、単純な比較には適さない。」としている。
( 特定本邦事業者)
- 日本航空(JAL、ジェイエア、ジャルエクスプレス)
- 全日空(ANA、ANAウィングス)
- トランスオーシャン航空
- スカイマーク
- AIRDO
- スカイネットアジア航空
- スターフライヤー
- ピーチアビエーション
- ジェットスタージャパン
- エアアジア・ジャパン