日本百貨店協会によると、2014年8月の全国百貨店売上高は前年比0.3%減の約4272億円で、5か月連続のマイナスとなった。消費増税に対する駆け込み需要の反動は回復基調にあるが、2つの台風や西日本を中心とした大雨などの天候不順の影響で、わずかに前年を下回った。
ただし、訪日外国人の売上高は41.3%増の約47億円、購買客数は53.9%増を記録し、8月の過去最高を更新。売上高・購買客数ともに19か月連続のプラスとなった。中国や台湾などの中華圏とタイ、シンガポールなどASEANからの訪問者を中心に、韓国も復調してきているという。