阪急交通社はウォーキング・ハイキングなどの「歩く旅」の人気を受けて、ツアー参加者を対象にアンケートを実施した。同社のウォーキング・ハイキングツアーは好調に推移しており、2012年度比では国内が220%増、海外が304%増、2013年比でも国内が50%増、海外が20%増になる見通し。2014年1月にはハイキングやトレッキング、登山ツアーの情報誌「旅あるこう」を創刊するなど、国内外のハイキングツアーの情報提供も強化している。
今回調査したのは、人気のツアーのうち首都圏発の「富士山麓ぐるり一周ウォーキングツアー」(7月24日~8月8日出発)と、関西発の「大山日帰りウォーキングツアー」(5月24日25日出発)の参加者(回収数600名)。
これによると、週3回以上ウォーキングを行なう人は約半数で、70代は6割が「ほぼ毎日」「週に3~5回」と回答。ウォーキングや旅行に月平均かける費用は、60代以上の5割が平均1万円以上であることが判明した。
また、「毎日をいきいきと元気に過ごすための秘訣」の回答では、「ウォーキング・ハイキング」(20~25%)、「国内旅行」(10~20%)、「海外旅行」(10%前後)。50代・60代に限ると「人とできるだけ交流する」「仕事」がそれぞれ10%前後となっており、「歩く」「旅する」「人と交流する」ことを重視している人が多かった。
なお、今後歩きたい方面ランキングでは1位は、関東では東海道、関西では熊野古道となった。