お盆期間の航空予約状況2015、LCC4社は国内線・国際線とも好調、春秋航空の予約率は低調

LCC4社の2015年度お盆期間(8月7日〜8月16日)の予約状況がまとまった。それによると、国内線では、ピーチ・アビエーション(MM)、ジェットスター・ジャパン(GK)、バニラ・エア(JW)、春秋航空日本(IJ)とも路線拡大に伴い、提供座席数、予約数とも前年比増。3社による国際線の予約数も好調に推移している。

まず、国内線を見ると、ピーチは前年比11%増の11万2680席を提供。予約数は同20%増の9万628人で、予約率は前年の74.4%を上回る80.4%となった。期間中のピーク日は下りが8月7日で予約率88.1%、上りも8月6日で予約率87.2%。

ジェットスターは、同15.7%増の19万5840席を提供。今年も路線拡大により提供座席数が増加。予約数は同16.9%増の13万5365人となり、提供座席数の増加率を上回った。予約率も前年の68.4%を大きく上回る69.1%と好調。ピーク日は下りが8月7日で予約率73.4%、上りも8月7日で予約率72.2%。

バニラエアは、同26.9%増の4万3200席を提供。予約数は同22%増の3万77681人となり、予約率は前年よりも3.5ポイント低い87.2%となった。ピーク日は成田発の下りが8月8日で予約率92.6%、成田着の上りが8月16日で予約率95.2%。

また、昨年8月1日に運航を開始した春秋航空は、同4.0%増の1万9656席を提供。予約数は同2.2%増の1万2881人となり、予約率は前年の98.1%を大きく下回る65.4%にとどまっている。ピーク日は下りが8月8日で予約率74.2%、上りが8月16日で予約率81.0%。上下線とも予約率が50%台にとどまっている日もある。

国際線を見ると、ピーチは提供座席数を同35%増の4万3740席に大幅に増やしたことから、予約数も同37%増の3万7810人に増加。予約率は前年を若干上回る86.4%となっている。同社によると、仁川線と釜山線の予約が順調に伸びているという。ピーク日は日本発が8月9日で予約率92.8%、日本着が8月14日で予約率86.2%。

ジェットスターは、関西/香港線と成田/香港線を運航。提供座席数3,600席に対して、予約数は3,257人。予約率は90.5%となっている。日本発のピーク日は8月7日で予約率99.4%、一方日本着のピーク日は8月14日で予約率92.2%。

バニラエアは、路線網拡大に伴い提供座席数が同50%増の2万1600席に増加、あわせて予約数も同54.9%増の1万8928人に達した。予約率は前年よりも2.8ポイント高い87.6%。ピーク日は成田発が8月8日で予約率95.7%、成田着が8月16日で予約率91.7%。

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