エジプトで巨大博物館が正式開館へ、10万点の遺物を展示、ツタンカーメンの財宝も初めて完全公開

写真:ロイター通信

エジプト・ギザのピラミッド近くに「大エジプト博物館(The Grand Egyptian Museum)」が、2025年7月3日に正式に開館する。当初予定から10年以上遅れて、ようやく開館。エジプトのムスタファ・マドブリ首相は「全世界が待ち望んでいた一大イベントになる」と話している。エジプトでは、開館を記念する祝賀行事が数日にわたって行われる予定だ。

大エジプト博物館は、サッカー場70面分の広さ。10万点の遺物のコレクションが展示され、単一文明の博物館としては世界最大になるという。すでに昨年からはその大部分が公開されている。

博物館では、古代エジプトだけでなく、古代ギリシャやローマ時代の考古学的遺物も展示。正式開館後は、ファラオ・ツタンカーメンの財宝が初めて完全公開される予定だ。

このプロジェクトは1990年代に発表。実際の建設工事は2012年に始まった。しかし、エジプト国内の混乱やパンデミックによって、何度も延期された。総工費は約10億ドル(約1500億円)と言われている。

※ドル円換算は1ドル150円でトラベルボイス編集部が算出

※本記事は、ロイター通信との正規契約に基づいて、トラベルボイス編集部が翻訳・編集しました。

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