ドイツ連邦統計局が発表した宿泊統計で、2015年7月単月の外国人宿泊数が過去最高の1030泊(前年比9%増)となった。1月から7月までののべ宿泊数は前年比5.6%増の4470万泊で、2009年11月以降継続して前年比を上回る伸びを記録している。 ※画像はドイツ観光局のウェブサイトより
宿泊数の伸びが最も顕著なのは中国。1月から7月までののべ宿泊数は140万泊以上(31万3000泊の純増)となり、ランキング上位10か国入りが目前だという。ほかにも韓国や台湾が2ケタ増を記録し、アジア・パシフィック地区全体で16.1%増の74万1000泊の純増となった。
また、宿泊数が最も多い国はオランダ(17万1000泊の純増)で、欧州地区ではスイス、イギリス、スペインも大幅な伸びを記録している。
なお、日本からの1月から7月までの宿泊は、前年比1.9%減の66万354泊だった。ドイツ観光局ではこの状況について、「日本人全体の海外出国数がマイナス5.1%と停滞していることから、1.9%減の微減にとどまっているドイツは、シェアが高まった点で健闘がみられるといえる」とコメントしている。