財務省の2015年上期中の国際収支状況(速報)によると、旅行収支は6085億円の黒字となり、前年同期の128億円の赤字から大幅に増加した。旅行収支は2014年10月以降、黒字が続いており、過去最大の黒字になったという。
期間中の訪日外国人旅行者数は前年比50.9%増の1035万6379人。一方、出国日本人数は4.6%減の808万7317人だった。※日本政府観光局(JNTO)
全体の経常収支は8兆6938億円で、前年より6兆6930億円増加。財務省では、旅行収支が牽引した「サービス収支」の赤字額が7976億円で過去最小にとどまり、貿易収支も4197億円で大きく赤字額を縮小したことが、黒字額の大幅拡大につながったとしている。