デルタ航空は、機内での超高速Wi-Fiインターネット「2Ku」サービスを新たに350機に追加し、対象機材を600機超に拡充する。
今回拡大する「2Ku」サービスとは、米Gogo(ゴーゴー)社が提供するサービス。デルタ航空ではGogo社の機内インターネットサービスを採用しているが、「2Ku」サービスは米国内専用に提供している従来の方式よりも、20倍の速度と容量の提供が可能だ。
2016年後半には米国内線の「2Ku」対応機材で、インターネットを通じてテレビをオンタイムで見られるIPTVサービスの開始も予定。すでにB737-800型機とA319型機で導入を開始しており、年末には35機まで対応させる。
国際線では現在、高い帯域幅を持つ「Kuバンド」による通信衛星を使用したWi-Fiインターネットサービスを、B747、B767、B777、A330と一部のB757型機に導入。2016年9月には国際線の全使用機材でKuバンド対応になる見込み。2017年に納入予定のA330-900ネオと2019年納入予定のA350-900型機は、運航開始時に2Kuサービスを提供する。