ANAグループは英国の航空産業格付け会社・スカイトラックスの「2016年ワールド・エアライン・アワード」で、2つの世界一を受賞した。
1つは空港サービス全般に対する「ワールド・ベスト・エアポート・サービス」。日本国内のみならず、世界40都市の就航地でのサービス品質が評価された。ANAでは一人一人に対するきめ細やかなサービスの提供に加え、空港でのスムーズな動線の実現に向け、最近では成田空港出発ロビーのカウンターレイアウト刷新や、羽田空港で初の国内線と国際線乗り継ぎサービス「ANA&LEXUS CONNECTION」なども開始している。
もう一つは、アジア拠点の航空会社を対象にした空港スタッフと客室乗務員のサービス品質を評価する「ベスト・エアライン・スタッフ・イン・アジア」。空港スタッフと客室乗務員の連携や、空港・機内でのサービスレベルの高さが評価された。ANAではスタッフのサービス品質向上を目指し、17言語に対応するコミュニケーション支援ボードや羽田空港での遠隔手話通訳サービスの導入、インバウンド対応のための外国人客室乗務員の増加などを行なっている。
なお、「ワールド・ベスト・エアポート・サービス」の受賞は4年連続5度目、「ベスト・エアライン・スタッフ・イン・アジア」は2年連続3度目で、ANAとして6年連続でアワードを受賞している。