JR西日本はこのほど、2017年6月17日より運行を開始する「TWILIGHT EXPRESS 瑞風(みずかぜ)」の車両を初公開した。同列車は2015年に惜しまれながら引退した豪華寝台特急「トワイライトエクスプレス」の伝統を受け継ぐもの。定員を30名程度に設定し、「美しい日本を走る豪華ホテル」として多くの人気を集めており、第1期申し込みは倍率が68倍に至るツアーもあった。
公開された「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」の車両写真は以下のとおり。
▼ザ・スイート(リビング)
▼ザ・スイート(寝室)
▼ラウンジカー
▼展望車
▼食堂車
▼車両外観
▼車両内装
今回の車両公開にあたり、車両デザイン統括とインテリア監修担当の浦一也氏は「上質なホテルがいつの間にか走り出しているような空間づくり」を目指したとコメント。懐かしさのあるデザインも採用したほか、窓の開閉やデッキでは乗客が美しい日本を体感できるように工夫したとしている。また、エクステリア監修の福田哲夫氏は、同車両の特徴でもあるデッキを囲む5本の動的流線について、かつて流行した流線形車両デザインと同時に新しい時代の兆しを感じることができるものにしたと解説している。