日本政府観光局(JNTO)によると、2017年2月の訪日外国人数(訪日外客数:推計値)は前年同月比7.6%増の203万5800人。前年2月の189万1000人を14万人以上うわまわる結果となり、2月として過去最高を記録した。
JNTOでは、2月の訪日外客数の伸びが一桁台に留まった理由として、前年がうるう年で2月の日数が1日多かったことに加え、昨年は2月だった旧正月休暇が2017年は1月末からとなったことに言及。そのようななか、クルーズの寄港増や航空路線の新規就航・増便、継続的な訪日旅行プロモーションが増加を牽引したとしている。
2017年2月の訪日外国人数と前年推移は以下のとおり。
市場別の2月のトップは韓国。前年同月比22.2%増の60万人となり、続く中国(2.0%増の50万9100人)よりも約9万人うわまわる結果を記録。台湾と香港は微減で推移したが、タイは前年比22.5%増の7万5100人、インドネシアは49.6%増の1万7900人、フィリピンは39.4%増の2万5800人と好調。韓国、中国、タイ、インドネシア、フィリピン、ベトナム、インド、豪州、米国、カナダ、ドイツ、イタリア、スペインが2月として最高記録となった。
各市場の詳細は以下のとおり。
なお、JNTOでは3月の見通しについて、桜の開花シーズンが到来し、お花見目的の旅行需要が期待できるとしている。