旅行予約サービス「楽天トラベル」は、2017年のゴールデンウィーク(2017年4月29日~5月7日)の予約実績(予約人数×泊数)にもとづく国内旅行動向を発表した。それによると、人気上昇率の最高は青森県の38.1%増。次いで、三重県の35.4%、鹿児島県の28.4%。全体の伸び率は前年比10.5%増で約1.1倍だった。
2017年 GW国内旅行 人気上昇エリア ランキングトップ10は以下のとおり。
2017年 GW国内旅行 人気上昇エリア TOP10
※順位:都道府県名(前年同期比)
- 1位:青森県(38.1%増)
- 2位:三重県(35.4%増)
- 3位:鹿児島県(28.4%)
- 4位:埼玉県(24.3%増)
- 5位:高知県(24.0%増)
- 6位:沖縄県(20.9%増)
- 6位:香川県(20.9%増)
- 6位:茨城県(20.9%増)
- 9位 :長崎県(20.0%増)
- 10位:神奈川県(19.8%増)
青森は、弘前・黒石エリアと八甲田・奥入瀬・十和田湖周辺エリアがいずれも前年の約1.5倍と好調。桜の満開時期が昨年よりも遅く、ゴールデンウィークに近い見通しのため、花見旅行の需要が増加したとみられる。また、1月に就航した奥凱航空の青森-天津(中国)間定期チャーター便の効果で、訪日旅行者の予約は前年比284.6%増(約3.8倍)に増加した。
2位の三重県は、ゴールデンウィーク前後に開催されるイベント「第27回全国菓子大博覧会・三重(お伊勢さん菓子博2017)」目的の旅行者が多いとみられ、伊勢・二見エリアの予約が前年比60.5%増、志摩(賢島・磯部・浜島)エリアが63.9%増、鳥羽エリアが42.3%増といずれも大幅な伸び。
3位鹿児島は、北薩(出水・川内)エリアが71.4%増、沖永良部島・与論島エリアが57.1%増。バニラエアが3月に大阪(関西)/奄美大島線に就航した奄美大島・喜界島・徳之島エリアは54.9%増。離島の人気上昇が顕著となっている。
この調査は、2017年3月1日時点で集計したもの。宿泊日が2017年4月29日から2017年5月7日に含まれる国内宿泊施設予約について、予約人泊数(予約人数×泊数)を集計した。