2018年6月30日、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界遺産に正式登録された。バーレーンで開催中の国連教育科学文化機関(ユネスコ)による第42回ユネスコ世界遺産委員会が決定したもの。日本では18件目の世界遺産となる。
長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産とは、17世紀から19世紀にわたる禁教政策の下で、潜伏キリシタンが密かにキリスト教を伝えた歴史を物語る遺産。長崎と天草地方に所在する12資産から構成される。
長崎県は今回の登録決定にあわせ、長崎県庁1階の情報発信ゾーンや東京・日本橋の長崎県アンテナショップ「日本橋 長崎館」イベントスペースなどで関連イベントや関係地域の展示物の更新を実施。日本橋長崎館では、7月7日に「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産を旅するセミナー」を実施し、JTBの旅行商品案内などをおこなう予定だ。
長崎県内の情報発信拠点施設は以下のとおり。
長崎県内の情報発信拠点施設一覧
- 原城跡 「南島原市有馬キリシタン遺産記念館」
- 平戸の聖地と集落(春日集落と安満岳)
- 平戸の聖地と集落(中江ノ島)「春日集落案内所」「平戸市生月町博物館『島の館』」
- 天草の﨑津集落「﨑津資料館みなと屋」
- 外海の出津集落
- 外海の大野集落「長崎市外海歴史民俗資料館」
- 黒島の集落「黒島ウェルカムハウス」
- 野崎島の集落跡「野崎島ビジターセンター」
- 頭ヶ島の集落「頭ヶ島の集落インフォメーションセンター」
- 賀島の集落「久賀島観光交流拠点センター」
- 奈留島の江上集落(江上天主堂とその周辺)「五島観光歴史資料館」
- 大浦天主堂「大浦天主堂 キリシタン博物館」
- 構成資産全体「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産インフォメーションセンター」