北海道拠点のIoTインテグレーション事業者「エコモット」は、北海道庁が発信する情報を抜粋して外国人観光客向けに14言語で配信する事業を開始する。対象とするコンテンツは、北海道庁がSNSやブログを通じて発信する観光情報や防災関連情報など。両者連携のもと、胆振東部地震の風評被害の払拭を目指し、北海道の経済活動活性化につなげるとしている。
多言語での配信は、エコモットが提供する観光振興サービス「MOTENAZ CLOUD」でおこなう。また同サービスはセルラーLPWA(LTE-M、省電力を目的とした通信規格)対応の独自の小型位置情報デバイスとも連携。外国人旅行者に同デバイスを配布して活用することで、旅行者は外出先でも所在エリアに対応した情報をスマホのウェブブラウザを通じて受信できるようになるほか、災害時にはデバイスに付随する緊急通報・位置情報送信機能を利用し、安否確認などさまざまなサービスへの応用も可能だ。
現在、端末の配布は宿泊施設やレンタカー事業者経由で実施する計画。
▼配信する情報のサンプルイメージ
▼今回のサービスの概念図