JTBはこのほど、米国拠点のウエスタンユニオンカンパニーと業務提携をおこなった。今後はウエスタン社の教育機関向け国際資金決済ソリューションの拡販で協業するほか、JTBが同ソリューションのクレジットカード支払いオプションにおけるアクワイアラー(加盟店契約会社)の役割を担う。
ウエスタン社の教育機関向け国際資金決済ソリューション「WU GlobalPay for Students」は、教育機関や学生が学費支払状況を照合・追跡できるだけでなく、決済手段にはアリペイやユニオンペイなどのオンライン払いの仕組みも搭載しているのが特徴。学生が同ソリューションを通じて学費を現地通貨で支払うと、大学には日本円で送金できる仕組みだ。これまで世界200以上の国々と700以上の教育機関で導入実績があり、日本でも複数の大学や日本語学校、専門学校で利用されている。
両者は今回の業務提携により、海外からのスムーズな学費送金や教育機関の業務効率化を実現。日本政府が目標とする「2020年に留学生30万人」の受け入れに貢献していくとしている。