【図解】訪日外国人数、2019年3月は5.8%増の276万人、韓国・香港・オーストラリアなどで前年を下回る ―日本政府観光局(速報)

日本政府観光局(JNTO)によると、2019年3月の訪日外国人数(推計値)は前年比5.8%増の276万人。前年同月の260万8000人を約15万人上回った。

訪日外国人数の月次推移は以下のとおり。

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市場別では、3月のトップは中国で前年比16.2%増の69万1300人。次いで韓国が5.4%減の58万5600万人、台湾が3.9%増の40万2400人、香港が12.4%減の17万1400人。また、減少した国・地域は、韓国、香港のほか、フィリピンが13.9%減の4万8300人、スペインが22.8%減の8900人、オーストラリアが6.9%減の4万4200人となった。

JNTOでは、市場別の動向について、香港・オーストラリア・スペインは、昨年は3月末からだったイースターが今年は4月になった反動から前年割れを記録。韓国では経済の低迷のほか、中国やベトナムといった渡航先の多用化が影響して昨年同月を下回ったとしている。

一方で、ベトナムは35.9%増、インドは28.7%増、タイは26.8%増といずれも約3割の伸びを記録。調査対象となっている20市場のうち、中国、台湾、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、ベトナム、フランス、イタリア、ロシアの10市場で3月の最高記録を更新した。インド、米国、カナダ、英国、ドイツは単月として過去最高となっている。

各市場の詳細は以下のとおり。

JNTO:報道資料より

JNTOでは、航空座席の供給量増や花見目的の訪日需要の高まりに合わせたプロモーションが功を奏して堅調な推移を支えたと分析。今後も市場動向を踏まえた訪日旅行プロモーションを進める考え。

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